フィルムカメラ初心者の僕がカメラ購入時に注意した7つのこと

カメラ

初心者である僕がフィルムカメラを買う時に悩んだこと、それは、、、

実際にカメラを選ぶ時はどんなことに注意するべきかという点です。
きっと多くの初心者の方々が同じ悩みを抱えているんではないでしょうか?

いざカメラを店頭で手に取ってみると、

「このカメラ大丈夫かな…?」
「本当に使えるのかな…?」
と不安が頭をよぎります。

フィルムカメラの多くは新品ではなく中古品ですので、買ってみたらちょっとした不具合があったり、よく見てみるとキズがあったり、いざ使おうと思ったら使えなかったり、と色々な不安が頭をよぎり悩ましいものです。

そこで今回は


「初心者である僕がカメラを買う時に注意したこと」

をまとめて紹介していきたいと思います。

僕が買った最初のカメラはすでに紹介しておりますが、KONICA C35 Flashmatic というフィルムカメラです。
HARDOFFでジャンク品で購入したのですが、帰宅後開封動画を撮っていたら致命的な不備に気づきました。
そんな僕の失敗談も含めて、これから購入を考えている方が失敗しないためにも今回は注意点をまとめていきます。


この記事で注意点を確認しカメラ屋さんの店頭でお店の人と話をしながら選べば間違いない。

フィルムカメラのある生活を始める前に苦労しては元も子もないので、できるだけ苦労せず楽しみながらフィルムライフを始めましょう。


注意すべき7つのポイント

まずは結論から入りますね。
注意すべき点は下記の7つになります。

1.レンズの中にカビやホコリが入っていない。
2.シャッターが切れる
3.フィルムの巻き取りができる
4.フィルムを装填するボディのふたの開閉が問題なくできる
5.モルトの状態がきれい
6.電池室の腐食がない
7.ファインダーが機能している

まとめてみると思ったより色々あるな、という印象でしたが僕のように失敗しないためにもひとつずつ見ていきましょう。


1.レンズの中にカビやホコリがはいっていない

これはデジカメ、フィルム問わずとても大事なポイントですね。

ただし、デジカメと違う点はフィルムは現像するまでその存在に気が付かないので、しっかり目視でレンズを見てカビの有無、ホコリの有無、また傷がついていないかどうか確認して選ぶようにしましょう。

だいたい中古売場にはレンズが売っていて、ジャンク品売り場に行けばホコリありや傷ありなど注意書きしている場合が多いですので、そういった実物を店頭で見てみるというのは勉強になります。

レンズのカビについてはカメラのナニワさんのコラムにもなっていましたので、下記リンクも参考に見てみてはいかがでしょうか。

【カメラ店店員の豆知識】レンズにカビが生えたりクモるって、本当?
カメラ買取・販売専門店を運営するナニワグループ各店舗から最新情報をお届けするナニワグループBLOGS。秋の撮影シーズン突入という事でしばらく使っていなかった機材を引っ張り出されるという方も多いかと・・・。しかし!、長い事使わず閉まっておくとカメラやレンズって実は・・・「カビが生えたり、クモッたりします。」

2.シャッターが切れる

何を言っているんですか、シャッターが切れなければ使えないじゃないですか。
と言いたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、中古品売り場でジャンク品などをたくさんみてきましたが、シャッターが切れない状態のジャンク品カメラはかなりあります。

シャッターボタンを押してもうんともすんとも言わないカメラだったり、そもそもシャッターボタン押せなかったり、と症状も様々です。

しっかりシャッターボタンが押せてカシャっと音がなる事を確認
またレンズの内部の羽がシャッターを押すと動くというのも確認しましょう


3.フィルムの巻き取りができる

これはフィルムカメラならではの確認必要な部分ですね。
比較的新しいものには自動で巻き上げるものもありますが、僕が購入したC35はすべて手動で行います。

フィルム巻取りのポイントは2点

①フィルムを入れ、撮影を始めるための巻き上げ
C35
だと下の写真の通り、カメラ右側にある巻き上げレバーを使います。
これはまず最初のフィルムのセットと、あとは一枚撮影するごとにフィルムを送るために使います。
この右側のレバーが動き、フィルム室の中にあるフィルムの送り部分が連動して動いているか確認しましょう。

丸で囲んだ右側レバーが送りレバー



②フィルム終了後の巻き上げ
フィルムを使い切った後は、フィルムを全て巻き取りカメラから外す必要があります。
C35
では写真の通り、カメラ左側のレバーを引き上げてくるくると回しフィルムを巻き取ります。

この左側のレバーが回り、フィルム室に伸びてる軸が回っているかどうか確認しましょう。

丸で囲んだレバーを巻き取りに使います。



例えば、右側のレバーは機能するが左側の巻きとりレバーが機能していないとなると、
撮影終了後にフィルムを取り出そうとした際にフィルムが巻き取られていなくて光が入ってしまい、せっかく撮影したフィルムがダメになってしまいます

この点も必須のチェックポイントです。

4.フィルムを装填するボディのふたの開閉が問題なくできる

3でも少し触れましたが、フィルムが光にさらされるのは何としても避けなければいけません。
ボディの裏蓋はそういった意味でもとても重要です。

蓋を締め固定する部分が破損していたり、軸がゆがんで蓋がしっかり閉まらないものは避けた方がいいでしょう。

また、開閉部分の動きがさびて渋いものなどもつかいずらいかと思いますのでなるべく避けたほうがいいでしょう。

5.モルトの状態がきれい

まずモルトとは何か?という点ですが、フィルム室の裏蓋とボディについているスポンジのようなものです。

矢印の部分にモルトがついています



だいたいがボンドで接着されており、また経年劣化するものなので中古カメラを見る時は裏蓋を開けて状態をチェックしましょう。

手を入れて販売しているお店であれば、モルトが張り替えてありキレイな状態になっているでしょう。

逆に現状品渡しやジャンク品では要チェックで、モルト部分のカスがこぼれてレンズに張り付いていたりしないか、また、比較的綺麗な状態か確認します。

というのもモルトがない状態の物は自分で張り替える必要があるため汚い状態の物だと、張り替え前の清掃:モルトを綺麗にはがして張り替えできる様にする作業の手間が増えるから
そもそもモルトの張り替えを行いたくない人は中古でモルト張り替え済みの物を探しましょう。

C35は専用のカット済みのモルト売っているので、その点便利ではあります。
カメラはもう販売していないのに修理用の商品があるなんて調べていて驚きました。

Konica C35 用カット済みモルト貼り替えキット価格:2,364円
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6.電池室の腐食がない

電池を使うカメラである場合は必須のチェック項目です。



何十年も電池を入れたまま経過しているカメラは電池が液漏れをおこし、金具の腐食が進んでいることがあります。

電池の接触している部分がさびているだけなら錆をおとし磨くだけでなんとかなる可能性もありますが、YouTubeでジャンク品復活の動画を見ていたら、表面の錆だけでなく、その腐食がメカ部分に伸びている線まで進行していて結局ボディを開けるという大手術を行ったという例を目にしました。

錆落とす作業ですら面倒なのに、ボディを開けるなんて想像しただけで恐ろしくなります。

というわけで電池室は腐食しておらずきれいな状態かどうか確認しましょう。

電池室の腐敗と錆は何としても避けたい

7.ファインダーが機能している

僕が失敗したのはこの点です。

デジタルカメラではないので電源を入れたらファインダー内の表示が出る。といったことはなく、普通にファインダーをのぞけば表示があるものです。

C35の場合は露出計が右側に、そして中央にはピント合わせの円がうっすらと見えるはずなんですが、僕の購入したC35はファインダーを覗いても曇っているだけで何も表示がありませんでした。

※下の写真2枚が実際の購入したカメラのファインダーの状態です。

初めてのカメラという事でカメラを買う前にファインダーをのぞきはしたんですが、そもそも覗くとどんな風に見えるのか知らなかった為、購入してから調べていたら気づいたのでした。

購入したいカメラについてはブログやYouTubeで先にファインダーをのぞくとどんな風に見えるのか、下調べしてから買うようにしましょう。

ネットなどではファインダーの状態の判断がつくもの(コメントに状態の記載がある物)を選ぶ方がベターですね。

C35のファインダー
覗いても曇っているだけで何も表示がない



以上、カメラ初心者である僕がカメラを買う時に注意したことです。
七番目に関しては購入後に気付いたので、買う時に注意すべきだったことなんですが…苦笑




最後に



フィルムカメラを始めたいけど何に注意して選べばいいかわからない。という方へ注意点を紹介させていただきました。


カメラ選びは期待が膨らみ楽しい時間ではありますが、同時に中古品選びでは常に失敗と隣り合わせ。


購入していざ使おうと思ったら使えない、という最悪の事態を避けるためにも下調べをしっかりして購入したいものですね。


どんなフィルムカメラにしようかな、と迷っている方は
「初心者の僕がどうやってカメラを選んだか」

を紹介しているコチラの記事も併せてどうぞ。

それでは一緒にフィルムカメラのある生活を楽しみましょう。

Cheers

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