早いもので前回の更新から三ヶ月が経過しました。
季節の移ろいも早いもので春は終わり、雨が多くじめじめと梅雨の時期になりました。
時折みせる晴れの日は気温が高くて蒸し暑く、忘れていた夏の日々の訪れを感じます。
世界情勢は相も変わらずな状況ではありますが、ただただ戦争の終結を願うばかりです。
今年も半年が過ぎようとしておりますが、毎月家で飲むビールだけではなく、ビールのシェア会だったり、旅先でローカルのビールを飲むなどの体験ができておりビールのある生活を楽しませて頂いております。
些細な事ではあるけれども、日々の中にある少しだけ特別な日というのが人生を豊かにしていると実感しております。
さて今回はシドニーで過ごしたビールのある生活の第四話。
渡豪して数週間の時期に開催されたビアフェスへ訪れた際の様子を。
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BEER FEST. AUSTRALIA 2019 at SYDNEY
たしかワーキングホリデーでシドニーに降り立ったのは2019年11月19日、いや19日の夕方日本を出発してゴールドコーストで乗り継ぎ、キングスフォードスミス空港についたのは翌日20日の朝だったか。
それから家を決めたり、SIMカードを購入したり、銀行開設したり、クレジットカードがATMに吸い込まれたり、買ったばかりの自転車を一日で盗まれたり、仕事を始めたりとあわただしく目まぐるしい毎日を過ごしてようやく休みらしいことをしたのが12月1日だったかな。
全く情報の収集もしておらず、数日前に気付いたのですがこの日はシドニーでビアフェスが開催。
あまり覚えていないんだけど数日前にオンラインでチケットを購入したんだっけな?ちょうど仕事が休みの日でとても楽しみにしていた。
開催場所はセンテニアルパークという場所。
音楽フェスなども行われる大きい公園でbondi beachへ向かう時に使うbondi junctionという駅から歩いて10分くらいのところにあります。
渡豪の際に調べていたブルワリーが軒並みラインナップ、そしてメルボルンからきているブルワリーもいると目にしていたので、心なしか公園へは早足になっていた。
エントランスで受付し、料金をカードで払いリストバンドと記念のプラカップをもらう。
渡豪して2週間、まだまだ観光客です。エントランスで記念の写真を撮る。
写真撮るのは好きなんだけど自分が写るのは慣れないものです。
でもせっかく来たのだからやっぱり記念の写真は撮らないと。
公園ではポリスの方々も警備にあたっていましたが、親に連れられて来ている子供とサッカーをしていてとても微笑ましい光景でした。
会場へ入ってからまずは様子を見るためにぐるっと歩いてみる。
早速知らないブルワリーの数の多さと、知っているブルワリーの多さに、とにかく数の多さに圧倒されました。
迷っていたらいつまでも飲めないので、まずは近場のブースのJETTY ROADへと。
ロゴはJR。鉄道のそれではありませんよ。ここはローカルNSWのブルワリーではなくVictoria州からの参戦。2tapだけでしたが、いきなりGOSEを見つけて早速一杯。XPAとGOSEという暑い夏の昼間から飲むにはうってつけの組み合わせ。脱帽。サーブしてくれた3名のスタッフはとてもフレンドリー、客の僕ら以上にこのイベントを楽しんでいる様子。
ちゃっかりしっかり写真も撮らせて頂き、思い出の1枚。そして、スタッフのお姉さんごめんなさい、バッチリポーズ決めてくれているのですがtapにもろかぶりです。
帰り際にはブルワリーのロゴステッカーまで頂き、もうこのわずか数分の出来事だったのにJETTY ROADという名前を深く頭に刻み込まれちゃいました。
次はシドニーローカル、NEWTOWNより Young henry’s。
当時住んでいたSt.petersから仕事をしていたDarling harbourへの通勤ルートからちょっと逸れた場所にあるんですが、ここはTap roomの前を通っただけで、結局オーストラリア滞在中に一回も訪れることができなかったな。
この日飲んだのが最初で最後。
Motor cycle oil というHOPPY PORTERを。なんだかOLD Engine Oilに名前似てる?なんて思ったのは内緒です。それにしてもこのビールどんな味だったのか記憶がないんですよね。
渡豪前に、ブルワリーで働かせてもらえませんか?というメールを送って返事をくれた数少ないブルワリーの一つで、そのことを話したくて緊張しっぱなしだったんです。飲みながら話していたら味はどこへやら、全く記憶がないんですよね。今となってはビールの味そのものよりもその時の会話だったり光景が一番貴重。
うろうろしていると会場の奥にあるステージではバンドの演奏が始まる。4ピースのロックバンド、なんだか雰囲気はローカルのバンドみたい、お客さんもそんなにいない。でもみんな寝っ転がってビール飲みながらゆるりと観ているから、バンド側はなんだかちょっとやりずらそう。僕らもしばらく横になりながらゆったりと過ごした。
平和な休日だ。
しばらくステージの前で過ごすともう少し飲みたくなったので重い腰を上げて次のビールを目指す。
続いてメルボルンからはKAIJU。
今でこそ日本に上陸しておりますが、日本人としては一度耳にしたら忘れない名前。
漢字で怪獣とかくと強面なイメージが先行しますが、英語でKAIJU、デザインがこんなにポップで鮮やかな色使いだとなんだかKAIJUというのは害をもたらすものではなくマスコットのような印象へとかわります。不思議。
残念ながらtapではなかったけど缶ビールでの提供をしておりましたので缶でぷしゅっと。KAIJU、あけるやいなや素晴らしいトロピカルアロマ。パッケージの見たまんまの香り。これがKAIJUとの最初の出会い。独特の世界観はご存知の方もおおいはず。
さてさて、最後はお目当てのONE DROP。
この時は確かまだ開業から1年たっていなかったのではなんだか他のブースとは違う雰囲気、というかブースが大きい。彼らのオリジナルの移動販売車、バスなんだけどタップルーム、かっこいいんですよね。
冷蔵庫も積んでて、この仕様ならどこにでもタップルームの空間をつくることができますね。まさしくどこでもタップルーム。日本でも移動販売車ってありますが、例にもれずサイズ感が違って面白い。ブースの位置は入り口から一番遠い奥の角にあったのですが、一番込み合っていたブースでした。やはりこの頃から頭角を現しています。
本当は僕もバスにのって二階からフェスを眺めながら一杯やりたいな、なんて思ってたのですが、混みあっていたもんだから諦めました。
ビールは6タップつながっていてどこよりも幅広いラインナップでした。定番のラガーとXPAから始まり、ヘイジーペールエール、ミルクシェイクIPA、サワー、ゴーゼ。こんなにあったら他のブルワリーのビールを飲む余裕なくなってしまうじゃないか。ここでは我慢して他でなかなか見かけなったヘイジーペールを頂きました。
映える濁り具合のビールはジューシー、ホッピー、期待を裏切りません。
美味い、しかし飲みごたえとフェスにきてから四杯目のビールということもありこれが最後の一杯となりました。
本当はキャンベラからきているCapital brewing にも行きたかったのですが、またの機会に。
そのまま会場を後にするとエントランスから少し離れた場所にCapital Brewingの車を発見、しかもなかなかイケてるじゃないですか。すぐにシャッター切っちゃいました。最後の最後まで楽しませてくれるんだから、もう満足です。
それにしても、シドニーで行われるビアフェスなのですごい混雑しているのではないかと思っていたのですが、ちょっと拍子抜け、思った以上に人がいなくて気持ちよく過ごしました。場所が広すぎたっていうのも一因だったかな。なんせ海外のバンドが呼ばれて音楽フェスなども行われる公園でなかなかの規模ですからね。でもオージーのこのゆったりとした空間の使い方はとっても贅沢だよね。日本なんてなんでもコンパクトでフェスといえばぎゅうぎゅうとすし詰め状態、フードやドリンクは長蛇の列ってことが往々にしてあるので、それを考えたらストレスフリーで快適なフェスでした。またビアフェスのタイミングで豪州は訪れたい。
思い返しても滞在期間中のベストモーメントの一つにはいってくる休日でした。
シドニービアフェスの話はここまで。
では。
ビール飲もうぜ。
Cheers!
Sydney Centenial Park
Snaps of Beer Fest Australia Sydney 2019
ワーキングホリデーで過ごしたシドニーでビールのあるの生活のエッセイ。
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